代表施術者:厚生労働省認可 柔道整復師 井上一仁
肩関節はご存知のように「四方八方」に大きな関節稼動性を有した関節です。
この大きな可動域によって人間は様々なスポーツや色々な仕事ができることになります。
肩関節を構成する上腕骨と肩甲骨だけの構造では
不安定なので肩関節には「関節唇」という軟骨組織があり、肩関節の安定を助けます。
それだけではまだ不安定なので
棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋と4筋で構成する回旋腱板で肩関節を補強します。
投球肩傷害のインピンジメント症候群ではOVERUSEなどにより、烏口肩峰靭帯等の靭帯と
回旋腱板が炎症を起こし靭帯・腱が肥厚してしまい、お互いに擦れ合うために
余計に炎症が強くなっていきます。
滑液包炎では肩関節の靭帯と腱板の間にある靭帯と腱板の摩擦を少なくする滑液包が
やはり使いすぎなどの負担により炎症を起こします。滑液包が炎症を起こすと滑液が異常にたまり、
痛みを起します。ひどくなると「肩が引っかかる感じ」になります。
投球動作は大きく
○投球動作の開始から効き手で持ったボールがグラブから離れるまでのワインドアップ期
○投げる側の腕が最大に外旋(上に挙がる時)までのコッキング期
○ボールを放すまでのアクセレレーション期
○ボールリリースしてから投球動作終了までのフォロースルー期
に分けられます。
投球肩障害では投球動作時期のどこで痛みが生じるかで痛みの原因が違う場合もあります。
投球肩障害に限らず使いすぎ(OVERUSE症候群)といわれるスポーツ障害では
ある程度のスポーツ活動の制限は必要です。
いのうえ整骨院・いのうえ整体院では全身的なバランスを診ていきながら
スーパーライザーやハイボルテージ、ライズトロン、ソーマダイン等の
スポーツ障害治療でも実績のある治療器を使い局所の治療を行いながら
やはり、スポーツ治療の現場でも多く使用されている立体動体波による
筋力の再教育を行い、根本治療と早期の復帰を目指しています。
野球で肩を壊してしまうと「利き手側の肩が下がってくる。」といわれています。
肩にスポーツ障害が発症すると「腕を下げた状態から腕を上に挙げる動作」の
すべてにおいて利き手側の肩が下がっていることが多く、
肩関節には肩甲-上腕リズムという動きがあります。
正常な肩甲-上腕リズムという肩の動きは2:1といわれています。
その様なバランスが筋力や身体のバランスにより崩れることで
投球肩障害も悪化して関節唇損傷に進行したり、
日常にも支障をきたすことにもなりかねないので
早期にシッカリと治療していくことが大切です。
いのうえ整骨院では
再発予防のために体幹exercise等もしっかりご指導いたします!
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