アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎・アキレス腱滑液包炎｜山梨県甲府市のいのうえ整骨院

先ず、アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎・アキレス腱滑液包炎は

病態が違うものと考え治療を行っていくことが大切です。

アキレス腱炎では慢性型と急性型に分けられます。

慢性型では１つはスポーツなどでの使いすぎ、

もう１つは加齢などによるアキレス腱の“みずみずしさ”が

失われていくことによる変性によりアキレス腱炎が起こります。

急性型といわれるものではスポーツなどにより、

アキレス腱に急激な強度のけん引力などのストレスが加わってしまうために、

非常に小さな目に見えないような微小断裂がアキレス腱に発症するために起こります。

アキレス腱周囲炎ではアキレス腱を覆う膜が炎症を起こして、

分厚くなってしまったり、

アキレス腱を覆う膜とアキレス腱がくっついてしまうことで起こる痛みです。

アキレス腱周囲炎はアキレス腱自体には変化は認めません。

アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎は区別する必要があります。

アキレス腱自体はどの部位か？は

一般の人でもすぐに自分でさわれる皆さんによく知られた身体の部位です。

アキレス腱は専門用語では“パラテノン”という薄い膜でアキレス腱を覆っています。

アキレス腱炎は腱自体の炎症、

アキレス腱周囲炎はその“パラテノン”という薄い膜の炎症となります。

アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎の鑑別は

実際のところ非常に難しいところがあることは事実です。

しかし、アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎のどちらにしても

“オーバーユース”によるものが原因としては多く、

基本は他のスポーツ障害同様に

スポーツの質や頻度を調節しながら、治療を行うことは大切です。

特に我慢したり、治療していてもなかなか治らずに

運動を続けて慢性となってしまった

アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎ではスポーツの質や頻度を調節しながらでも

治療が長期化することも考えられます。

いのうえ整骨院ではアキレス腱周囲炎・アキレス腱炎の治療を

しっかりと筋肉や体のバランスを診て、バランス調整を行ないます。

また、痛みの部位だけにとらわれずに、骨盤のゆがみなどもシッカリ診て

再発のないアキレス腱周囲炎・アキレス腱炎治療に心がけています。

アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎においても炎症を取り除くことは

通常レベルのスポーツ活動を早期に行えるために大切なので

ハイボルテージ・スーパーライザー・超音波という特殊治療器を使いながら

全身的にも神経伝達・血流や自律神経、深層筋等にアプローチして

アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎治療を行っています。

アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎の場合、

かなり我慢して競技を続けている人は多いと聞きます。

このようなケースではアキレス腱周囲炎・アキレス腱炎が慢性化し、

治療、スポーツ活動の質量の調性がどうしても長くなってしまいます。

また、アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎を我慢しながら競技を続けることで

他のスポーツ障害(シンスプリント・足底腱膜炎・腸脛靭帯炎・鵞足炎など)を

合併してしまうことも考えられます。

アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎の原因を考えていくと

まず、アキレス腱に障害が発症しやすい人の中には身体のバランス的に

ランニングやジャンプの動作において“かかとの骨”が足を着地する時に

通常の状態よりもかなり外側に傾いてしまうことにより、

アキレス腱に対して

ねじれや引っ張りのストレスがかかってしまうことが

アキレス腱に障害が発症しやすい人の原因の１つとされています。

また、身体バランス的にそのような状態がなくても

繰り返すアキレス腱への過剰な牽引力等のストレス、

ふくらはぎの筋肉の柔軟性の欠如や筋力低下等が考えられます。

アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎でお困りの人は

お気軽にいのうえ整骨院にお問い合わせください。

アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎・アキレス腱滑液包炎では

痛み始めや急性型では

２週間、慢性化してしまった場合の

アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎・アキレス腱滑液包炎では

６週間くらいのスポーツ活動の質や頻度を調節しながらの

治療が必要となってしまいます。

☑アキレス腱が骨についているところから

2～6ｃｍ辺りの場所を押すと痛みを感じる。

☑アキレス腱が骨についているところから

2～6ｃｍ辺りの場所が腫れている

☑足首をそらすとアキレス腱辺りが痛い。

☑つま先立ちをするとアキレス腱辺りが痛い。

☑足首を動かすとギシギシと捻髪音(髪の毛をこするような音)がする。

☑運動のし始めは痛いがだんだんと

痛みが和らぎスポーツが何となくできてしまう。

というような症状である

アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎に心当たりの人は

お気軽にいのうえ整骨院にお問い合わせください。

アキレス腱滑液包炎については多くはアキレス腱周囲炎・アキレス腱炎に準じます。

アキレス腱滑液包炎もアキレス腱周囲への使いすぎ(オーバーユース)が

主な原因となります。

その他アキレス腱滑液包炎の原因としては靴が合わない。

元々のかかとの骨の後ろ側の異常などにより

アキレス腱付着部の滑液包にストレスが加わることも

アキレス腱滑液包炎の原因となります。

アキレス腱滑液包炎ではアキレス腱自体には腫脹などはなく

アキレス腱滑液包に腫れと痛みを認めるケースが多くなります。

圧痛部位としてはアキレス腱周囲炎・アキレス腱炎が

筋肉(腓腹筋)がアキレス腱に移行する部位、

アキレス腱の中央(かかとの骨にアキレス腱が

ついているところから3～６ｃｍくらい)に圧痛を認めるのに対し

アキレス腱滑液包炎ではかかとの骨にアキレス腱がついている部位に圧痛を認めます。

当然、圧痛が強ければそれだけ炎症も強く重症という事になります。

アキレス腱周囲炎・アキレス腱炎・アキレス腱滑液包炎は

足関節を他動的に反らす(背屈)することでアキレス腱付近に痛みが増します。

アキレス腱滑液包炎の場合ではアキレス腱自体には痛みが少ない場合が多く、

押さえてみてアキレス腱がかかとの骨についている部位に限局して圧痛があり

硬結や腫瘤を触診し、発赤、熱感などが滑液包に確認される場合、

アキレス腱滑液包炎を疑います。

アキレス腱周囲の痛みとして

代表的なアキレス腱周囲炎・アキレス腱炎・アキレス腱滑液包炎ですが

三角骨障害や後脛骨筋腱鞘炎、長母指屈筋腱腱鞘炎などとの鑑別は大切です。